記者名 原文:パク・ホンソク 記者 / 翻訳:韓国信用新聞 日本語版
  • 2026.11.07 08:48 配信

9月末の総債権11%増で延滞率低下を防御
キャッシング業界2倍の急増で短期回収率悪化
要注意与信の固定以下再分類と貸倒引当金費用を注視

サムスンカードのロゴ。
サムスンカードのロゴ。

サムスンカード(代表キム・イテ)は表面的には延滞率が低下し健全性を守っているように見えるが、実際には総債権が膨張したことによる錯覚現象という分析が出ている。分母に当たる総債権を増やして表面的な延滞率の数値を下げただけで、短期回収率の低下とキャッシングの急増など質的悪化が急激に進んでいるという指摘だ。

6日、与信金融協会と金融業界が発表した集計によると、サムスンカードの9月末基準の1カ月以上延滞率は0.87%で、昨年同期の0.93%より0.06ポイント低下した。前期末の6月末の0.89%と比べても0.02ポイント改善した数値だ。会社側は優良提携先を通じた資産成長と徹底したリスク管理で健全性指標を守っていると説明した。

しかし分母効果を取り除けば実態は正反対だ。延滞率の低下は不良が減ったからではなく、全体の分母に当たる総債権残高が分子の延滞債権よりはるかに急激に膨らんだ結果だ。サムスンカードの9月末基準の延滞債権残高は2909億ウォン(約339億円)で、昨年9月末の2774億ウォン(約323億円)より135億ウォン(約16億円)(4.9%)増えた。一方、同期間の総債権残高は29兆8908億ウォン(約3.5兆円)から33兆4022億ウォン(約3.9兆円)へと実に3兆5114億ウォン(約4,094億円)(11.7%)膨張した。総債権増加率が延滞債権増加率を6.8ポイント上回り、比率指標である延滞率だけが下がって見える計算上の錯覚が生じたわけだ。

問題は、表面に現れた延滞率の数値の下で資産の質を示す核心的な健全性指標が一斉に警告を発している点だ。何より初期不良を防ぐ最前線である回収率が目に見えて低下した。サムスンカードの第3四半期の1~30日延滞債権回収率は57.8%にとどまり、昨年同期の61.0%に比べ3.2ポイント下落した。不良の早期遮断線が崩れ、延滞期間を1~90日に広げてみた回収率も34.0%で前期の35.3%より1.3ポイント低くなった。短期延滞段階で借金を回収できない割合が増えるほど債権の償還遅延期間は長くなり、これはすぐに固定以下与信など回収不能の悪性不良債権へ直行することになる。

ここに不良転換の可能性が高い貸出資産が業界平均を大きく上回る速度で膨らみ、潜在的リスクを育てている。9月末のサムスンカードの短期カードローン(キャッシング)残高は1兆2075億ウォン(約1,408億円)で、1年前の1兆358億ウォン(約1,208億円)より1718億ウォン(約200億円)(16.6%)急増した。同期間に新韓カードが2.0%、ウリィカードが1.5%、KB国民カードが7.4%の増加にとどまり、9社のカード会社全体の平均増加率が8.1%に留まったのと比べると、サムスンカードのキャッシング膨張速度は業界平均の2倍を超える。

キャッシングは長期カードローン(カードローン)に比べて返済満期が極めて短く、通常翌月の決済日に元利金を一度に返済しなければならない超短期高金利商品だ。返済周期が短い分、多重債務者や限界的な借り手が当面の急な資金を自転車操業するために利用する割合が高く、脆弱な借り手のキャッシュフローが少しでも揺らげば即座に延滞爆弾へと変わる。サムスンカードがカードローン残高を前年同期比2.8%増やす水準で管理しながらもキャッシングの取り扱いを大幅に増やした点は、健全性管理の面で相当な負担要因だ。

実際、こうした潜在不良の蓄積は会社の収益性を蝕む貸倒費用の急増として現実化している。サムスンカードの第3四半期の貸倒費用は2230億ウォン(約260億円)で前年同期比15.4%増加し、第3四半期累積の貸倒費用は5963億ウォン(約695億円)で8.1%膨らんだ。脆弱な借り手の債務調整申請が続き、回収環境が凍り付く中で引当金積み立て負担が大きくなった結果、サムスンカードの第3四半期累積当期純利益は4503億ウォン(約525億円)で前年同期より9.5%後退した。

さらに深刻な火種は、不良の兆候を抱える潜在的な要注意与信の爆発的な増加傾向だ。1カ月以上の延滞率には捕捉されないが、借り手の返済能力の弱化などで不良化する可能性が高い要注意債権は9月末に1兆3878億ウォン(約1,618億円)で、前年同期の9150億ウォン(約1,067億円)より51.7%急増した。総債権に占める要注意債権の割合も3.06%から4.15%へと1.09ポイント跳ね上がった。当面は債務調整を経た債権を要注意に分類して延滞率の上昇を防いでいるが、短期資金の回転が滞ればこうした資産が延滞債権に直結せざるを得ない。これらの借り手の返済遅延が累積して固定以下与信に再分類される規模と、それに伴う貸倒引当金繰入額の推移が今後のサムスンカードの健全性を測る核心指標になる見通しだ。

※ この記事は韓国信用新聞(韓国語)の記事をAIが翻訳し、日本語版編集部が自動配信したものです。

著作権者 © 韓国信用新聞 無断転載・再配布禁止